混戦も神奈川コンビが中心
若手機動型が多く参戦しハイスピードのレースとなることが予想されるが、ナショナルチームに所属していた松井宏佑のトップスピードはこの中でも1枚抜けている。昨年ナショナルチームから退いて以降は、地脚を強化し先行力に一段と磨きが掛かっており、G戦線でも活躍をみせている。高松宮記念杯でも予選で勝利をつかんでおり、F1戦となれば負けられない。松井とは連係実績豊富でワンツーもある松谷秀幸は、6月大垣記念で準優勝と上り調子。高松宮記念杯では無念の失格に終わったが、ここでも松井とのゴール前勝負に持ち込んで、差し切りも十分。地元の野口裕史や、バック回数2ケタもつ若手がそろっており、上位進出してくると神奈川コンビのワンツーにも拍車がかかる。
競走得点で僅差ながらトップの存在は稲川翔。2月当地での完全Vを含め、F1戦では3度の優勝と実績から見てもV候補の一角。直前の高松宮記念杯は地元で奮闘を見せており、その調子を維持し今節に挑む。
高松宮記念杯では予選1を逃げ切って波乱を演出した松本秀之介に、差し脚好調な園田匠が続く九州コンビの一発は侮れないし、G3でも決勝進出が続いている朝倉智仁や、少しずつ復調をみせる太田竜馬も軽視は出来ない。