混戦も勢いに乗る橋本壮
12月前橋でA級で9連勝を達成し、S級に特別昇級をした橋本壮史が今シリーズの注目の筆頭だ。昇級直後の1月西武園から連勝で勝ち上がり決勝進出の好スタート。そして、4月久留米G3ではオープニングレースの1番車を任され、その期待に応えた。勢いそのままに二次予選、準決勝も突破し、決勝は番手戦ながら初のG3挑戦で初優勝を果たした。しかしながら5月宇都宮記念では、周りの警戒もあってか全く持ち味を出せずに終わってしまった。その分もメンバー中屈指の先行力を生かし、同県の山下渡、芦澤大輔とライン決着に持ち込んで汚名返上といきたい。
3月取手、5月西武園で優勝を手にした小森貴大、目立ったヒットはないものの上位戦で奮闘みせる高久保雄介を中心とした近畿勢が徹底抗戦に出る。機動型が多くそろっただけに二段攻撃で台頭も十分。
近況上り調子の川口聖二は同県の実力者山口富生とのタッグで一発を狙ってくる。決め脚冴える五日市誠は目標不在でも侮れない存在だ。切れ目からタテ勝負で上位進出があるかも。