佐伯亮を筆頭に実力者がそろう
競走得点90点超が12名というハイレベルな争いとなるが、中でも点数抜けた存在は佐伯亮輔だ。デビュー当時からブレずに徹底先行スタイルを貫いて2年間S級の舞台を経験。今期からA級で仕切り直しとなっているが、すでに4度の優勝、準V3回とA級最上級の先行力を誇る。自力でもV有力だが、四国の新鋭・真鍋智寛との連係となれば佐伯の首位はますます強固なものとなる。真鍋智は1月松山以来優勝がない。しかし、5月小倉MN1❷着では中島詩との2強対決が話題になるなど常にV争いに絡んでいる。快速を飛ばして久しぶりの優勝を手にしたい。
中四国コンビに対抗してくるは真鍋顕汰、山口聖矢の中部コンビ。真鍋顕は佐伯よりも多い今期5V。更に予選、準決勝では連対を外さず、今期決勝戦での連対率7割超えと驚異の数字を誇る。真鍋智との同期同姓対決は見ものだろう。最近はタテ脚勝負が再び増えてきて調子も上向きな山口聖矢とのタッグでゴール勝負に持ち込む。
逃げの決まり手が9割超という積極型の福元啓太を、仕事人の高間悠平が援護する近畿コンビも軽視禁物だ。福元が後続のモツれを誘って上手く駆けられれば波乱を呼ぶかも。
タテ脚兼備の西田将士、長欠後の初戦でいきなりVを勝ち取った原井博斗の九州勢も虎視眈々とV機を窺う。