スピード光る南潤
長らく低迷が続いていたが、3月平で2年半ぶりのVを決め、F1戦では常に決勝進出している南潤がシリーズの中心だ。デビューから最速のG3制覇を達成し順調に出世街道を歩んでいた南だが、近年は予選から苦戦を強いられるほどの低迷っぷりであった。しかしそれでも自身のスタイルを変えずに、先行主体の自力勝負を貫いたことで復活をみせている。再びG戦線の舞台で勝負する為にも、宮杯組不在の今シリーズは負けられない。持ち味の圧倒的なスピードで別線を圧倒し、好調の窓場千加頼とラインワンツーを決める。
根田空史も引けを取らない。5月宇都宮記念では二次予選敗退も節間3度の連対。続く富山全プロでも2連対と、好メンバー相手でも好走が続いている。豪脚を炸裂させて、仕事人の武井大介との千葉コンビでゴール勝負も十分。
地元中部勢はイキの良い若手が不在だが、笠松信幸、岡本総が巧く立ち回って地元で飛躍をみせたい。