総合力優る山田庸

山田庸平 欠場
若手機動型が数多くそろったメンバー構成だが、大きく競走得点で抜けている山田庸平の存在が際立つ。昨年はグランプリ出場権を最後まで争った山田は、今期も1月高松の完全優勝で好スタートを切った。更に3月松山記念でG3優勝も果たし、ウィナーズカップでも優出と地元地区開催を大いに盛り上げた。高いレベルで安定感を誇るだけに、F1戦では優勝候補の筆頭。しっかり優勝をモノにして、今期を締め括りたい。
バック回数2ケタの積極性で大舞台でも果敢に攻める吉田有希、橋本瑠偉を擁する関東勢は、しっかり結束して徹底抗戦に出ると波乱を呼べる。その場合はラインを固める久木原洋にもチャンスが出てくる。
徹底先行型の山根将太には、阿竹智史、渡部哲男の鋭い差し脚もつ四国勢が任せる。山根は5月武雄でS級初優勝して勢いを取り戻しつつあり、ここでの台頭も十分だ。
ダービーでG1初優出を決めた和田圭は、北の目標手薄でもまくり脚好調な根田空史を目標にできれば勝負になる。そのスピードを貰って、直線一気にごぼう抜きといきたい。
機動型が激しい攻防繰り広げられそうであるだけに、神田紘輔、南修二の大阪コンビの強襲劇にも注意が必要だ。