差し脚鋭い吉田勇
今期4Vとしっかりチャンスをモノにしている吉田勇人が今シリーズの主役を担う。3連対率は7割を超える吉田は今期はすべてで決勝進出、また決勝戦でも3着以内がほとんどという抜群の安定感を誇る。ここは同期であり長らくS級で活躍した矢口啓一郎も参戦。矢口は久々のA級戦にかなり苦戦が続くが、G戦線で好勝負を繰り広げた機動力を発揮出来ればここでは格上。吉田のリードを信頼し、2人でのゴール勝負に持ち込みたい。
南関勢も好メンバーがそろっており、関東コンビの最大のライバルとなる。特別昇班後の初戦1月取手で完全V決めた荒川仁は、それ以降優勝がないものの高い勝率を誇り、元ナショナルチームのスピードを披露する。同県で今期3Vある金野俊秋や、タテ脚兼備の川崎健次、優出多い荻野哲が荒川をしっかり操縦出来れば、南関で上位独占も十分だ。
多田晃紀、近藤修康の岡山コンビも侮れない存在。多田は好スピードの一撃を持っているだけに、展開モツれるようなら軽視はできない。