金子哲率いる埼京勢が軸
積極型が多くそろったが、長らくS級で活躍をみせ、特別の大舞台にも出場経験のある金子哲大が中心だ。前期は予選突破に苦しんでいたが、先行中心に4勝を挙げていた。S級で長く活躍していたテクニックを武器に、自力でも番手戦でも今期初戦でしっかり優勝を手にしたい。金子と連係するのは山本修平、西村行貴の東京コンビ。山本は115期の在校ナンバーワンで前期2V。機動力に磨きが掛かってきているだけに今期は更なるジャンプアップを狙う。西村は一時期はチャレンジ降格を余儀なくされたが、もう一度S級の舞台に戻ってみせた根性の持ち主。チャレンジから昇班してきた長谷川飛向まで加われば金子と東京勢で別線勝負まで考えられるが、巨大勢力から優勝者が出る可能性はさらに高くなる。
近畿勢は若手の末廣快理に前期S級の小笹隼人、一撃強烈な田中大我とタテ型がそろった。結束して上位進出を図るか。
南関勢の軸は金野俊秋、成清謙二郎の千葉コンビと出澤拓也。金野は直近は負傷により戦線を離脱しているが、前期3Vの実力者。出場なら軽視はできない。
タテ脚ある西村豊は同県の廣田敦士に前を任せる。積極型の廣田が先行策に出れば西村の抜け出しも十分だ。