戦歴上位の長田龍で断然
前期までの1年間S級を経験し、101点の競走得点を持って降級してきた長田龍拳が今シリーズの主役。降級初戦の7月静岡着は3日間最終バックを取り、地元バンクで優勝を飾った。前期は予選クラスでも連対を重ねていただけにその機動力は抜けた存在だ。長田には同じく前期S級の岡本英之、大西健士が続き上位独占を図る。
今年7Vと1、2班戦では1枚上の力量を誇る佐伯亮輔も見逃せない。8割を超える驚異的な連対率もだが、バック回数と逃げの決まり手2ケタを持つ積極性はメンバー随一。同県の片山智晴や、今村麟太郎、宇根秀俊の四国コンビまで結束すれば長田にも十分対抗できる。
石川雅望は9年ぶりのA級戦を迎えるが、6月佐世保ではS級で決勝進出しており、その競走得点は長田を上回る102点台だ。先行一本の競走スタイルを貫く宮下一歩の番手から自慢の差し脚を発揮し上位進出を目指す。