山口多率いる関東勢が有力
前期は5度の優勝を含め、ほとんどの開催で優出を果たしていた地元の山口多聞がV候補の筆頭格。S級でも通用するほどの先行力を武器にその勝率は7割近い。当地の長走路でもその逃走劇には注目が集まる。山口とは地元同士の尾崎剛は19年間S級を張っていた実力者。今期から降級となるが、S級で培った差し脚で山口との好勝負に持ち込もう。関東勢にはダッシュ鋭い上川直紀や、決め脚十分な矢島一弥とV戦線を争う好メンバーがそろっている。
南関勢の主軸は菅原大也、海老根恵太の2人。ともに前期は3度の優勝があり、3連対率7割の抜群の安定感を誇る。また海老根は当地は3月に完全Vを決めており、連続Vに期待が掛かる。この南関コンビは強力な関東勢相手でも力勝負を演じる。121期の若手高本和也が勝ち上がれば更に南関勢は有利になる。
機動型少ない西勢だが、脚を溜めての強襲劇には警戒。6月佐世保で1年半ぶりの優勝を手にした良永浩一や、近況は番手戦も増えてきたが自力脚を残している滝本泰行、S級から降級組の上田学が上位進出を目指す。