格が違う小埜正を指名
08年前期から長きにわたりS級で活躍していた地元の小埜正義が今シリーズの主役だ。前期までは100点に迫る競走得点の持ち主。降級初戦となった7月久留米着。決勝戦では大西貴に敗れはしたものの久しぶりとなるA級戦にもすぐに対応して戦えるだけの脚力を持っている。ここは南関勢の自力型が少ないが、巴直也、三住博昭の神奈川コンビとともにまくりを含めた総力戦で上位進出を目指したい。
小埜とは同期の松山桂輔は降級直後の7月富山着で3日間確定板入りと存在感を示していた。まずは廣田敦士、渡邊健と中部連係からになるが、いざとなればタテ脚も兼備しているだけに松山は侮れない存在だ。
菅野航基は7月武雄着。決勝戦ではS級経験ある八谷誠を相手に先行で押し切り、今期Vスタートを切った。前期にも優勝1回、準V2回と着実に力を付けており、組み合わせ次第で地元勢や、前期S級の野中祐志を背に思い切った仕駆けに出そう。
吉堂将規、四宮哲郎の近畿勢は、レインボーカップで特別昇班を果たした岸田剛に前を任せる。岸田は養成所時代にゴールデンキャップを獲得した逸材で、昇班しても実力は十分通用するものを持っているだけに、勝ち上がれば近畿で結束を高め上位を脅かすことも。