宮崎大が差し脚発揮
前期まで1年半S級を張った宮崎大空が今シリーズの主役を担う。S級では自在に重きを置いた競走で時には番手勝負も辞さない強気の走りを披露。失格点が重なり今期は降級となったが、S級でも100点に迫る競走得点を誇っただけに、優勝候補の筆頭に推すのが順当だろう。鶴良生、松本憲斗の2枚の機動型を擁する九州勢の司令塔として、しっかりと援護し抜け出しを狙う。
地元の関根健太郎と佐藤清之との南関タッグも遜色はない。関根は優勝こそ遠ざかっているが、決勝進出は外さぬ走りでしっかり存在感を示している。ここは地元戦で気合の走りをみせ、佐藤とのワンツーを決める。
北は差し脚好調な小笠原昭太とバック回数2ケタもつ積極型上遠野拓馬の両者が軸。特に上遠野は5月小松島で完全優勝を決めている。内容も3日間先行逃げ切りと強い競走で圧巻の走りをみせた。
1年間初のS級を経験した甲斐康昭は、121期の徹底先行の小坂丈や、古川宗行を目標にチャンスを探る。