橋本強が混戦を抜け出す
キレ味抜群の差し脚でG戦線でも活躍をみせている橋本強が中心。4月武雄記念で決勝進出を果たすと、高松宮記念杯では準決勝まで進出。1着こそ少ないが、111点を超える競走得点は今シリーズトップ。ここは同県の後輩である佐々木豪を目標に抜け出しを図る。その佐々木は6月名古屋で勢いに乗る若手犬伏湧の番手から久しぶりの優勝を手にした。ムラ脚なのは否めないが、ハマったときの一撃は強烈。この愛媛コンビでシリーズを席巻する。
対する南関勢は、地元の福田知也と佐々木眞也が主軸。福田は10月松山G3でをG3初制覇。ウィナーズカップでもG2初優出を決め、近況も好調を維持している。佐々木もシビアな位置取りとタテ脚で2月静岡記念、6月向日町G3で決勝進出し、メキメキと力を付けている。さらに積極型の大石剣士の上位進出があれば戦力大幅アップでV奪取も十分だ。
内藤宣彦は大ベテランながら4月武雄記念、直近の6月岸和田、同月佐世保で優出とコンスタントに着をまとめている。北の若手、櫻井祐太郎に任せてチャンスを探る。
中村圭志、塚本大樹の熊本コンビは足場不在でも総力戦から間隙を突いて一発を狙う。