竹澤雅が同期対決を制す
本格デビューを迎える123期がV争いの最有力となりそう。その中でも竹澤雅也を本命視したい。在所順位は52位と振るわなかったものの、卒業記念では2勝を挙げ、決勝戦3着に入った。ルーキーシリーズでは5月四日市22着で優勝こそ逃したが、連日2着で存在感を示した。最終戦の6月福井では地元戦でのプレッシャーもあってか3日間苦戦を強いられたが、本デビューの今開催に向け、しっかり修正をしてくるだろう。近畿連係で降班組の藤縄洋介、竜門孝宗の好サポートを得て、竹澤は押し切りを狙う。
小笠原一真もルーキーシリーズでは1着こそなかったが、走った6走中4走で確定板入りとしっかり着をまとめた。5月松戸で決勝進出を果たしたが、決勝戦では落車棄権。復帰戦となるが、不安を払しょくする機動力発揮でV奪取といきたい。
地元からは松本京太が登場。5月松戸ではまくりでの連対をみせていたが、3日間果敢に仕掛けていたのが印象的だった。高校時代は3km個人追い抜き優勝や1kmTT2位の実績を持ち、記録会では2度のA評価とポテンシャルも申し分ない。地元で積極策に出て優勝をモノにするか。
吉田晏生、坪内恒まで含めた123期5名は、そこまで力差がなく実力は拮抗。展開次第では誰にでもチャンスのありそうな一戦だ。