渡邉晴が地元で貫録示す
シリーズの主役は地元の渡邉晴智だ。前期のS級戦では競走得点101点とまだまだS級で戦える差し脚を持ち主。2月伊東G3では1着で二次予選敗退も、一次予選で白星を飾り、3度確定板に乗る奮闘を見せていた。ここは関根健太郎の仕掛けに乗り、往年の差し脚を発揮したい。関根も今年はVこそないが、安定して決勝進出している。今期初戦の7月小田原では3日間最終バックを取る積極策を披露。決勝戦では番手を回った藤田大輔の優勝に大きく貢献する先行勝負をみせており、南関勢での好勝負が期待できそうだ。
前期のS級戦は予選での連対も多かった藤根俊貴の力量は全く遜色ない。失格によりA級降級となってしまったが、ここでは山崎司を連れてしっかりワンツー決着に持ち込みたい。
金子哲大も先行で長らくS級でも活躍をみせていただけに、注目は集まりそうだ。同県で何でも出来る自在性がウリの馬場和広、前期は準V2回の実績もつ鰐淵圭佑との関東勢の逆転も十分だ。
山崎駿哉も前期は初のS級戦を経験。大敗が多かったものの先行勝負を果敢に挑んでいただけにその経験は今期にも生きてきそうだ。紫原政文、國武耕二の九州コンビを連れて大駆けに出て波乱を呼ぶ。