岩津裕の差し脚期待
競走得点で唯一110点を超える岩津裕介が今シリーズの主役。ダービーの一次予選では番手絶好の展開を抜け出しての勝利、続く宇都宮記念での決勝進出。また当地での全プロ初日には今勢いに乗る若手の犬伏湧也の突っ張り先行をゴール前しっかり捕らえて1着を手にしたのは記憶にも新しい。ここはG2直前で同格不在の一戦なだけに、しっかり優勝をモノにしたい。中四国勢の前を受け持つのは久米康平。前期は4月四日市で完全Vを決め、G3、F1戦問わず近況は予選突破も多く、全プロ初日には番手戦ながら当地での勝利を挙げている。破壊力あるまくり中心の自力で中四国勢をけん引する。実力者の山中貴雄、北村信明がラインを固め、直線勝負に持ち込む。
近畿勢は福永大智、藤井栄二の2枚の積極型が主軸。福永は前期はF1戦で4度の優出。当地は11月に決勝3着、4月は優出は逃したものの3日間確定板入りと好相性。藤井栄二は5月岸和田で久しぶりの優勝を手にしており、ここでも見逃せない。
差し脚に定評のある柳詰正宏、地元の6月久留米記念で優出決めた津村洸次郎は、5月特別昇級し、S級初戦6月小倉1着で3日間先行しての連対で好スタートを切った東矢圭吾の上位進出で九州勢の逆転も十分。
当地は共同通信社杯で優勝の実績ある竹内雄作は吉田茂生とのタッグで軽視はできない。