差し脚鋭い東口善
シリーズの主役は地元エースの東口善朋だ。高松宮記念杯では一次予選を連勝で勝ち上がり、白虎賞へ進出。決勝進出は逃したものの節間3勝を挙げる活躍をみせた。特に予選1では目標としたSS班の古性優がまさかの落車。回避した東口はそこから立て直し直線一気に突き抜ける脚力の差を見せつけた。競走得点は115点を超え、安定感が更に増しているだけに地元戦でしっかり優勝をつかみ、今後のG戦線につなげたい。東口の前後は福永大智、実力者の村田雅一がしっかり固めて上位独占を目指す。
この近畿勢に対するのは、渡邉雄太率いる南関勢。高松宮記念杯は欠場した渡邉だが、その後の6月向日町で今年初Vを決めており不安を一蹴。F1戦では機動力抜けた存在で、タイミングを逃さず仕掛けていければ近畿勢もまとめての見込める。同県の岡村潤、マーク巧者の東龍之介がしっかり続く。
吉田敏洋は5月名古屋で落車に見舞われたが、復帰戦となった6月前橋記念では2度の連対を果たした。6月弥彦1着でS級初優勝まであと一歩に迫った横関裕樹を上手くリードし、ワンツーを狙う。
渡部幸訓は、高松宮記念杯の準決勝を3着、続く久留米記念では決勝戦3着、さらに7月青森❷着と差し脚アップ。目標不在でも前々に攻めて間隙を突く一撃を決めたい。