積極性優る町田太が中心
シリーズの中心は徹底先行のスタイルを崩さず上昇ムードの町田太我。前期はG戦線でも全日本選抜で準決勝進出、ダービーでは一次予選は先行で押し切り勝利を手にした。F1戦で2V、準V1回の成績を残しており、出切れずに終わる場面が減って破格のパワーを存分に見せ付けている。町田の後位は久保田泰弘、さらに中四国連係で実力者の橋本強がしっかり固める。
対する九州勢も精鋭がそろった。高松宮記念杯では予選2で白星を手にし、白虎賞へコマを進めた伊藤颯馬を筆頭に、4月久留米G3で通算500勝を達成した中川誠一郎、柳詰正宏、中村圭志。F1戦では決勝進出も多い好メンバーでV奪取を狙ってくる。
近畿勢の軸となるのは稲垣裕之、窓場千加頼の京都コンビ。特に窓場は5月大垣で完全Vを決めており、近況は競走得点もうなぎ登り。同郷の稲垣を背に果敢に仕掛けて出るのは必至で、単調なレースにならなければ近畿決着も十分だ。