山本拳が地元で差し脚発揮
前期は初のS級戦を経験しパワーアップした山本拳也が今シリーズの主役となる。前期のS級戦では3連対率は4割近い数字を残し、2月久留米初日の予選1着で初勝利も手にした。地元で降級後初戦に挑むが、山本同様に降級組の田上晃也や、121期の中野光太郎、松下綾馬といった中四国の若手の機動力に乗り、S級で培った脚力で番手抜け出しを狙いたい。
対する東日本勢の中心は佐々木吉徳。前期は2度の優勝を含め決勝進出も多く、高いレベルで安定した成績を残している。まくりが多いが、このメンバーなら早めの仕掛けで決着を付けにくるかも。渡辺航平、西村行貴の東京コンビは、佐々木を目標とすることも考えられるが、昇班してきた積極型の永井哉多が勝ち上がってくれば東京トリオでラインを結成。永井を好リードして優位に運びたい。
脚力拮抗の一戦なだけに上吹越俊一の破壊力あるまくりも侮れない。前期は優勝こそなかったものの初日特選での連対が多く、その脚力はV争いの一角を担うものを持っている。上吹越の一発には食指が動く。