安定感抜群の佐伯亮が中心
前期は6度の優勝と3連対率8割を超える抜群の安定感を誇る佐伯亮輔がシリーズの主役。特に3月別府での優勝以降は必ず決勝戦で確定板入りを果たしている。S級に2年間在籍し徹底先行で磨いた脚力はA級では飛びぬけている。中四国連係で福島栄一とのタッグを組んで、しっかり優勝をモノにしよう。その福島も前期最終戦となった向日町で優勝。準Vと決勝3着がともに3回ずつあり、鋭い差し脚はかなり魅力だ。
中四国勢に対抗するのはそろった関東勢。バック回数20回を超える積極先行型の山口多聞が関東勢の先陣役。前期5度のVはすべて完全優勝と佐伯に匹敵する機動力の持ち主。更にダッシュ力生かしたまくりの一撃に定評のある上川直紀、前期S級の甲斐康昭が続く。長らくS級でも活躍した浦川尊明や宗景祐樹まで勝ち上がると、一大軍団は中四国勢の脅威となる。
4月前橋での完全V以降は決勝進出を逃す場所が続いていたが、邊見光輝もV争いの一角を担う。追い込みに転向し成績が安定してきた宇佐見優介との福島コンビや、長らくロードや中距離種目のナショナルチームでも活躍した一丸尚伍も軽視は禁物だ。