大西貴が機動力で圧倒
前期はS級で100点以上の競走得点を保持していた大西貴晃。前期は予選突破も多く先行を含めた自力自在戦で奮闘をみせていた。A級戦となれば力量的に一枚抜けた存在だ。ここは地元の八尋英輔、城戸崎隆史の前でしっかり仕掛けて上位独占を果たし、力の差を見せつける。また大西とは同県でチャレンジからの昇班組である長松大祐が勝ち上がれば、大西の首位は更に盤石となるか。
この九州勢に一矢報いるのは、長らくS級で活躍していた小埜正義。失格によりS級陥落となったが、前期はF1戦で2度の優出。近況はまくりも繰り出していた。ここは目標が不在でも自力自在に総力戦で応戦しよう。荻野哲との南関コンビの逆転は十分だ。
北日本は原大智、菊池翔の上位でも通用する2枚の機動型が主軸。モーグルを引退し競輪に専念するようになった原は前期3Vと一気に成長を遂げた。菊池も前期3度の準優勝と優勝まであと一歩のところまで力を付けており、若手の勢いならこの北両者か。
バック回数20回を超える積極型の土田武志には実力者稲村成浩が続く。稲村は近況7割を超える高い3連対率を誇る。土田の仕掛けに乗り、往年の差し脚発揮といきたい。