橋本宇と青木瑞の力勝負!!
ルーキーシリーズで4勝挙げた地元の橋本宇宙と、2戦してとも優出した青木瑞樹がシリーズの中心となる。橋本は兄である瑠偉の影響で、高校、大学と自転車競技に打ち込み、兄と同じ道に進んだ。在所順位は決して高くなかったが、その才能はルーキーシリーズで開花。同期での激しい争いの中でも6走中4走で1着を取ったことはかなり評価出来る。地元ホームバンクで本格デビューを迎えられるメリットを生かし、しっかりと優勝を狙いたい。仕事確かな松尾大樹が西九州連係で番手を固めるなら更に有利となるか。
一方の青木は、名門中央大学の自転車競技部出身で、インカレでの団体追い抜きやタンデムスプリント優勝を誇る。記録会では2度のA評価で潜在能力はかなりのものだ。ルーキーシリーズでも予選は確定板を外さない強さと上手さが光った。この2人に実力差がなく、好勝負が期待出来る。
競走訓練では先行で勝負していた櫻木雄太は、ルーキーシリーズでは1着こそなかったが、6走中5度の確定板入りと安定して着に絡んでいた。ここでも展開を見極めてチャンスをつかむ。全日本ジュニアでスプリント優勝実績のある中岡海や、ロード出身ながら短距離に転向した成海大聖はこの本デビュー初戦から実力発揮といきたい。
落車等が重なり大きく調子を崩していた渡邉直弥は、少しずつ復調のきっかけをつかんでおり、降班となった今期はV争いに加わってくる可能性も十分あり得る。