そろった九州勢が中心
今期より降級となった合志正臣と本郷雄三の熊本コンビがV候補の筆頭。かつてはG戦線でも活躍していた合志だが、度重なる落車の影響もあり23年ぶりのA級降級。しかし6月向日町G3では初日に3番手から突き抜けての1着、続く同月高松でも勝利を手にしており、底を脱した印象。本郷も時折見せるまくりの一撃はかなり強烈でS級でも通用する一発を秘める。ここでは梅崎隆介、地元の天野純平の2枚の機動型が擁する九州勢がシリーズを席巻する。実力者そろったことで九州別線となるようなら、高木和仁、國武耕二にもチャンスが出てくるか。いずれにしても盤石の布陣で今シリーズに挑む。
前期は初のS級戦を経験した高井流星は、S級では先行に徹してきた結果、近況はバック回数2ケタで、逃げ粘るレースが増えている。降級初戦の今シリーズは先行力ならナンバー1の存在。中四国連係で番手を回れれば溪飛雄馬の上位進出も十分。
S級でもタテ脚披露していた北野良栄は坂上樹大とタッグを組む。九州と中四国が激しくモツれるようならチャンスが出てくる。