八谷誠がスピードで圧倒
優勝候補の筆頭は前期S級の八谷誠賢だ。48歳となった今でもカマシ、まくりの威力は強烈で、S級戦でも勝ち星を重ねていたほど。前期後半には99点台まで競走得点を戻しており、良い状態で今期のA級戦を迎える。ここは競走得点上位者に九州勢が多くそろったことで九州別線となる可能性もあるが、貫録を見せつける。同県の勝部貴博が勝ち上がるようなら前を任せて更にチャンスが出てくる。
瀬戸晋作も前期S級でホームバンクの佐世保では2度の決勝進出を果たしていた実力者。自力兼備ながらも近況は番手を回る機会も増えてきたので出方が注目される。坂本晃輝は西九州で瀬戸と連係から決まり手2ケタの差し脚を披露といきたい。松本憲斗は前期は4度の優出、優勝1回とかなり力を付けており、ここでも見逃せない。
九州勢に対抗するのは菅野航基、鈴木涼介の北日本の若手機動型。菅野、鈴木ともに決勝進出多く、普段からV争いの一角を担っている。この北両者を目標に前期S級の寺沼将彦、近況好調な小野裕次まで東日本結束となれば逆転も十分。