強力な愛媛トリオ
前期2度の優勝を飾った大西祐、121期の在所ナンバーワンである塩崎隼秀、前期まで1年半S級を張った野村典嗣の愛媛トリオがシリーズの中心となる。
大西は競走得点93点台とA級ではトップクラスのまくりを武器に1着を量産中。塩崎は3月に特別昇班を果たすと予選は連勝が続いており、優出率は5割を超えている。決まり手2ケタを超えるまくりは大西同様にかなり強烈だが、自力で優勝を狙える大西に前を任されれば自ずと仕掛けは早まろう。野村は前期のS級戦では大敗が続いていたが、降級となればそのタテ脚は威力を発揮するだろうし、大西、塩崎を目標にゴール勝負に持ち込もう。
九州勢を引っ張るのは、地元の利根正明。当地は5月にも出走しており、決勝戦は前受けから先行し、しっかり逃げ粘って準V。ムラ脚なのは否めないが、得意な小倉と並んで地元は別。優勝候補に名乗りを上げよう。降級組の古川貴之と、九州にも馴染んで近況は決勝進出多いタテ型の工藤文彦がラインを固めることで愛媛トリオに対抗してくる。
東の遠征勢の中心は、戸邉捺希、長井優斗の埼京コンビ。点数は落としているが、荒木貴大や樋口開土の躍進次第ではV争いも十分。
実力者平沼由充や、前期は決勝戦でも上位に絡んでいた塚本瑠羽は間隙を突いて一発を狙いたい。