小西晴を擁する中部勢が中心
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小西晴己
小西晴己、溝口葵の2枚の機動型に上田裕和とそろった三重トリオが主軸。12月に特別昇班を果たした小西は、5月前橋MNで1・2班戦での初優勝を3連勝で決め、その後も3場所連続優出中。先行まくりだけでなく、器用に立ち回れる自在性も兼ね備えており、ここでも有力なV候補となろう。溝口はウエイトリフティングで培ったパワーを生かした徹底先行が持ち味。前期は優勝こそなかったものの、果敢に風を切って、ラインから優勝者を出すことが多かった。上田裕和はこの両者に続いて差し脚発揮といきたい。この三重勢に富永益生まで加わると中部勢はかなりの勢力だ。
対する中四国勢は降級組の日野博幸、佐竹和也、高津晃治で組んでV奪取を狙う。日野は前期には先行で予選連対もあっただけに競走得点トップの佐竹との四国ワンツーは十分。高津も5月西武園の予選では番手発進で勝利を手にしており、タテ脚は健在だ。モツれるようならタテ脚を発揮する場面もあるだろう。
近畿の大型先行福元啓太は、6月取手初日特選でA級トップの中島詩音を叩き切った脚力は本物で、軽視はできない。
6月に特別昇班を決めた松本秀之慎は同月小倉MNで決勝進出。その決勝では落車に巻き込まれたが、出場なら前田義和、樫山恭柄とともに上位進出を目指す。