地元Vは譲れぬ藤根俊
S級で優勝、G1で勝ち星をゲットした実績がある藤根俊貴。最も良かったころの脚勢ではないものの、前期は6勝、2着6回で連対率は約3割。予選、選抜クラスでは好走していた。今期は7月当所1着、同月伊東❷着。まだVがないだけに、機動力を発揮して地元Vをゲットしたいところ。平沼由充が藤根をマークする。5月立川では尾形鉄に食い下がり準V。47歳のベテランながら目標つかんだときの差し脚、捌きはしっかりしている。北日本ワンツーは有力だ。
南関勢は追い込み型が多く、S級でもまくりを出していた小埜正義が先頭で戦うか。小埜はG1の常連だったときもある実力者で、サマーナイトで決勝に乗った実績がある。何でもありの自在戦で優勝を狙う。1年ぶりのA級戦となる大西健士、三住博昭と出澤拓也の師弟コンビと神奈川勢は追い込み型がそろう。出澤が師匠の三住を連れて強気に攻めることもあるか。
福元啓太、田中大我と2枚の自力型を擁する近畿勢も怖い。福元は積極的で、直近4カ月の連がらみの決まり手は86%が逃げてのもの。田中は連勝での優参が多く、自力攻撃には破壊力がある。