総合力上位の小埜正が軸
前期まで長年S級の舞台で活躍した小埜正義がシリーズの主役。今期は優勝こそないものの準V2回、決勝進出を外しておらず安定感は抜群だ。ここは同県の花田将司も居るが、自ら前回りでも十分戦えるだけの脚力を誇る。総合力で優勝を勝ち取りたい。
注目を集めそうなのは、123期で特別昇班第1号となった地元の牧田悠生だ。在所40位ながらもチャレンジを3場所で卒業。7月当所でも危なげない走りで3連勝を飾っており、特別昇班後1・2班戦でどこまで通用するのかが見ものである。昇級初戦は連日期待を裏切る凡走を繰り返したものの、脚はあるので組み立ての面で進歩があればやはり楽しみ。同支部の宮下一歩や、実力者の稲村成浩は牧田を上手くリードし上位独占を目指す。
北日本の軸は菅野航基、宇佐見優介の両者。菅野は7月武雄で優勝と今期好スタートを切っており、機動力なら今シリーズでもリードしてくる。
西勢の中心は8月高知で特別昇級が掛かった張野幸を破り優勝を決めた前期S級の伊藤大彦。その後も格上の動きを見せており、中川聖大や島村匠の福岡コンビと連係となれば再度のVチャンスも。