力が抜けた南関コンビ
地元の長田龍拳に、海老根恵太が続く南関コンビで断然のシリーズ。本命の長田は降級4場所で2回の完全Vを含む3V。地元の当所もその初戦に走って優勝している。長田を出させないダッシュ、パワー、テクニックを持つ選手はA級にそうそういない。ここもハイスピードで駆け抜けるロングスパートを決めて別線を寄せ付けないだろう。海老根も今期は5走を消化して2V、準V1回、決勝3着も1回と申し分ないデキ。長田の番手なら集中して付け切るのみだし、渾身の力でゴール前逆転も。
吉田昌司、寺沼将彦の関東勢が対抗する。吉田は降級してまだVがないものの、先行基本に前々へと攻めの競走で着をまとめていて、いつでも優勝を獲れるような状態だ。強力南関勢が相手でも後手を踏まなければ、差し脚切れる寺沼との勝負に持ち込んでも不思議ない。
中部勢も下岡将也、後藤彰仁、富永益生と陣容は整っている。ラインを先導する下岡は番手戦ながら7月富山をVと降級の今期は好スタートを切った。長田、吉田と早めから踏み合う展開は避けたいだろうが、緩んだタイミングを逃さずスパートすれば波乱を呼べる。