総合力上位の伊藤裕から
決勝進出常連の好メンバーがそろっているが、その中でも競走得点100点を誇る伊藤裕貴の存在が際立つ。今期はすでに3度の優勝。連対を外したのは1度のみで、A級降級後もその安定感は抜群だ。ここでも中部勢の主軸として優勝を目指す。中部勢は地元の山田雅之や、松田大、吉田健市、松崎貴久と90点越えの精鋭が伊藤にしっかり続いて上位独占を目指す。
伊藤と同じく前期S級の木村直隆は、降級初戦の7月富山は決勝進出を逃すも、続く同月伊東着。初日特選は前団のモツれを後方から一気のカマシを披露。45歳となった今でもそのタテ脚は侮れない。先行力強烈な常次勇人や、8月岸和田着で優勝した堀僚介もまくりの鋭いスピードが戻りつつある。近畿結束で逆転も十分だ。
7月小田原で優勝ある加藤健一。大矢将大、女屋文伸の埼玉コンビ。若手の五十嵐綾ら東日本勢もまったく遜色はなく、V争いに加わってきそうだ。