荒川達が力でねじ伏せる
在所1位で卒記チャンプの荒川達郎がシリーズの主役だ。ルーキーシリーズでは5月四日市で完全V。本格デビュー初戦の地元7月大宮では1❷着と決勝戦で同期の望月湧に先着を許してしまったが、同月青森MNは完全優勝を果たした。その機動力は1枚抜けた存在なだけに、ここでも完全Vを決めよう。
都築巧はルーキーらしからぬ総力戦が魅力。ルーキーシリーズ5月松戸と7月高知MNは番手戦で優勝を手にしている。脚力不足は否めないが、それをカバーするだけのレースセンスを兼ね備えている。ここは中四国連係でゴールデンキャッパーの保田浩輔を目標から荒川のVを阻止したい。保田もまだその潜在能力を発揮出来ていない部分もあるが、7月四日市では1着、8月佐世保MNでは待望の初Vを3連勝で達成。さらに経験を積めば荒川とも引けを取らないものを持っている。
学生時代は中距離種目やロードレースでも活躍した堀川敬太郎は7月別府、同月高知MNで決勝戦に進出した。高知の準決勝では先行勝負でゴール前興呂木雄に差されはしたものの保田を破ったのはかなり価値がある。ここでも大物食いを見せるか。