中原航に初Vのチャンス
オールチャレンジのモーニング開催。中原航大、近藤雄太の岡山コンビがV争いをリードする。本命の中原は本格デビューして3場所を走った時点で優勝はないが、非凡なスピードを発揮していて、勝ち上がり戦は危なげがない。7月高知MNの準決でまくりを合わせ切った押田会心や、まだ決勝が遠い徳永泰粋、岡本翔、丸林駿太が同期のライバルならまず負けようがない。初Vの絶好のチャンスだろう。121期勢の中では出遅れて今期はチャレンジのままの近藤雄太だが、今年に入って優勝が3回あり軌道に乗ってきている。まくりが主武器も、1月久留米の初Vは松下綾の番手を回って手にしたもので、ここも中原の番手と見るのが自然。差し切りは互角の評価だろう。
岡山勢を倒すなら押田しかいないだろう。前記の通り、高知の準決で中原に敗れたとはいえ、そのレース以外は本格デビューしてから準決で連を外していない。戦歴的には全く見劣りしないので、組み立てや仕掛けのタイミング次第では逆転は十分考えられる。降班の今期は3場所走って全て準Vと、格上の存在感を存分に示している松尾大樹の援護を受けられれば、ラインの勝負でも互角に渡り合えそう。
一方、東の遠征勢も数はそろっているものの、優勝争いに加わっていくのはかなり厳しい面子だ。