安定感際立つ渡邉晴
今シリーズの主役を張る渡邉晴智は、長らくS級トップクラスで活躍していた格上選手。50歳の大ベテランとなったが、さすがにA級では実力上位。7月~8月はは5場所に参戦して3V、準V1回、決勝3着1回と素晴らしい成績だ。田頭寛之、栗本尚宗ら南関の機動型との連係から勝機を見い出す。田頭は8月弥彦MNで落車したが、その後一場所休んだだけで9月松戸MNで復帰。決勝に乗ったので調子には問題なさそう。栗本は7月の3場所はすべて決勝を外したものの、8月久留米MNは連勝で優参。調子に問題はない。
紫原政文も実績上位の大ベテラン。55歳ながら溢れる闘志は健在で、9月玉野では❷着の準Vと気を吐いた。九州勢の上位陣は自力型が手薄だが、しっかりした目標があれば好勝負に持ち込める。
地元勢では工藤政志に期待がかかる。降級した今期の成績が今ひとつなのは気になるが、地元戦となれば万全な体調で臨んでくるはず。相笠翔太とのタッグで地元Vを狙う。
一発を秘めるのは滝本泰行だ。8月以降は成績がまとまってきた。ここは上位に自力型が少なく、機動力発揮なら侮れない。