総合力高い三谷竜
動ける選手がそろい混戦模様。攻め口多彩な三谷竜生が連の軸に最適とみて中心視した。今年は2月奈良記念を含み3Vを達成しているし、ビッグレースでも存在感を示している。9月和歌山❷着の決勝は、中釜章の逃げに乗る好展開を生かせなかったが、自力に転じるのがやや遅かっただけで、動きそのものは悪くなかった。稲毛健太が三谷とタッグを組む。今年はビッグレースでも毎開催連に絡んでいて、自慢の快速は相変わらずだ。前後は流動的ながら近畿ワンツーは十分だろう。
渡邉雄太、内藤秀久の南関勢を重視する手もある。渡邉は9月向日町記念の初日特選で落車し、2日目以降を欠場したので体調には一抹の不安もあるが、自力攻撃の破壊力なら三谷に引けを取らない。好発進を決めれば南関コンビで連独占もありうる。
地元の武藤龍生は山岸佳太を目標に勝機を見い出す。地元のオールスターでは❸着と気を吐いていて、伸びは申し分ない。地元Vゲットは大いにあろう。
小川真太郎、島川将貴、渡部哲男とそろった四国勢も侮れない。