混戦も金子哲を指名
混戦必至のメンバー構成となった。一応、本命には金子哲大を推す。14年前期から9年半S級を守ってきた選手で、遂に降級となったとはいえ、自力攻撃の破壊力はまだまだS級でも一発あるレベルだった。7月前橋MN❻着と今期もまずまずのスタートを切ったが、続く当所で決勝を外した後はややかみ合っていない感じ。ただ、今回の相手なら巻き返すには絶好だし、結果を出して乗っていきたい。渡邉高志や浦川尊明が関東の援軍。渡邉は46歳のベテランながら随所で鋭脚を発揮していて、好目標を得て絶好のVチャンスとなりそう。
田中孝彦が地元優勝に燃える。2月西武園MNで完全優勝してからも安定した成績を残していて、準Vが4回ある。7月静岡で4年ぶりのVを達成した栗田万生や怪我の影響はなさそうな塚本瑠羽と南関の目標はそろっているので勝つための条件は整っている。
先行意欲高い石田拓真に、S降りの小林信晴や近況良好な森川康輔が続きそうな中部ラインも狙える。中でも森川は3月当所でV実績があるし、今期に入って1着での優参が続いていて動きは軽快そのもの。石田が主導権を握る展開は有望だし、愛知勢との連係にこだわらず別で自力勝負でも一発があっていい。
近畿の目標が見当たらない西岡正一は中部勢の動きに乗って上位進出を狙いそう。降級後は4場所続けて決勝に乗り、着外は4着の3回のみというさすがの安定感。流れに乗っていければ台頭は十分。