稲川翔が貫録を示す
今節は稲川翔の戦歴が断然上位だ。直近4カ月の競走得点115点台は群を抜いている。前期はF1戦ながら3Vを達成。高松宮記念杯では❸着とオール確定板入りを果たしている。位置取り、差し脚ともにしっかりしていて、ここは中井太祐を目標に貫録を示す。
地元の中部勢は谷口遼平をはじめ川口聖二、横関裕樹と機動型がそろった。谷口は自力攻撃の破壊力は今シリーズで1、2を争う。高松宮記念杯で落車したが、その後の動きは悪くなく、調子に問題はない。好連係を決めれば中部勢が優勝をさらう場面もありそうだ。
最近は動きがいい伊藤旭を中村圭志が援護する熊本勢も侮れない。伊藤は7月名古屋記念は決勝に乗り、オールスターでも1勝を挙げていてグレード戦線で存在感を示している。好位置を取ってのまくり、差しは威力抜群だ。
また、スピード豊かな河端朋之の一発にも注意したい。阿竹智史、橋本強の四国勢が続けばラインも強固になる。