混戦も横関裕に期待
福井開催ながら地元の近畿勢は層が薄く、全体的に上位で活躍する機動型も少ないという開催。高橋和也、笠松信幸の愛知コンビに、橋本優己、横関裕樹の岐阜コンビと戦力充実の中部勢に期待。主力は横関だ。6月弥彦、8月函館をともに1❷着の準V、G戦線でもコンスタントに連対していて、加速力抜群のまくりを主としたタテ攻撃には定評がある。番手戦も苦にしておらず、橋本目標ならさらに勝機は拡大しそう。やや競走が中途半端になっている橋本ながらダービーを着で準決まで勝ち上がり、最近でも8月松戸記念で1着と2連対。混戦必至なシリーズだけに巻き返しのきっかけをつかむ快走にも期待できそう。
駒数では四国勢が圧倒している。こちらの軸になるのは橋本強。今年に入ってケガ等による欠場が目立つ印象ながら、9月富山❼着の初日特選では河端朋を利して、谷口遼-稲川翔を破るなど勝つべきレースは勝っている。林昌幸、小川丈太の機動型に、濱田浩司、堤洋、佐々木則幸と後位を固めそうな追い込み勢もそろったここは絶好のVチャンスとなりそう。
林大悟、上田尭弥がいるだけに大坪功一からも狙える。G1定連の橋本強に比べるとさすがに競走得点では劣る大坪だが、8月京王閣G3で1❺着、9月向日町記念も2着と差し脚の切れは何ら見劣りしない。先行意欲高い林大らを好ガードから抜け出しは十分だろう。