大激戦も藤根俊が軸
競走得点92点以上が10名そろったことで、ハイレベルな大激戦が予想されるが、強力自力型がそろった北日本勢が主役となりそう。113期の卒記チャンプの藤根俊貴は、降級後久しぶりのA級戦でまだ優勝に手が届いていないものの、準V2回と申し分ない実力をみせている。上遠野拓馬は自分が前で戦っても十分に通用しそうだが、8月富山で藤根の番手から抜け出してのVがあり、再度の好連係に期待がかかる。五十嵐綾は7月武雄での落車で状態面に不安が残るも、万全ならば上位進出が可能だ。
S級経験も長い栗山俊介は、9月松戸MN着。決勝戦は単騎でまくっての優勝を手にした。ここはバック回数2ケタの積極型である常次勇人との近畿連係から抜け出しを狙いたい。
西浦仙哉は7月立川で500勝を達成し、勢いそのままに2場所連続完全優勝。8月奈良MN当日欠場で良い流れが途切れて特昇はならなかったが、年齢を感じさせない機動力は侮れない。西浦の仕掛けに乗り、同県の上田裕和やタテ脚ある岩本和也にもチャンスがありそう。
パワーある先行力が持ち味の原田亮太は、実力者の松坂英司を連れての大駆けに警戒したい。