吉田晏率いる関東勢が中心
191cmの長身を生かしたパワーを生かした自力を持つ吉田晏生が今シリーズの主役となる。本格デビュー後は初戦の伊東こそ決勝進出を逃したが、ここまで2度の優勝。準Vも1回と好成績を残している。吉田との連係が予想されるのは、前期は90点を超える競走得点を持っていた宮内善光。降班後は優勝こそないものの、優出を逃していない。吉田が果敢に仕掛ければ、宮内の好サポートも期待できるだけに関東勢にVチャンスが訪れそうだ。
8月奈良MN、佐世保と完全Vを決めた都築巧は、9月小松島で特別昇班の可能性もあったが、準決勝は先行一車の押田会の番手戦で松本大を競り落としたものの1❶着の結果。だが、本人も納得のレースだっただけに勢いは止まらない。確実にV候補の一角を担ってくる。養成所では在所5位で、本格デビュー後も初戦以外はV争いに絡んでいるレースセンスの高さは疑う余地はない。出方には注目だ。中四国では大槇大介もここまで優出を外していない。ルーキー相手でも互角の勝負に持ち込めるだけに怖い存在である。
徳永泰粋は、8月別府で初の決勝進出。同期の押田の先行に乗り、番手まくりを打つもゴール前交わされての準V。しかしこの優出をきっかけにV奪取も十分だ。