徳永哲に絶好のVチャンスだ
谷口力也、徳永哲人の熊本コンビがV争いの中心だ。本命に推す徳永は降級してからまだVがないものの、6月高松でまくりを決めてS級初優勝したタテ脚はまだまだ魅力たっぷり。A級でも自分でやる競走では展開がモツれない限り届かないケースもあるだろうが、ここは成長著しい谷口がいる。4月玉野MN以降は、5月当所MNでV、それ以外に準V5回と幸せ配達人にもなっている谷口の存在は徳永にとって何よりも大きい。また、九州には田村大もいる。積極先行で安定した成績を残しており、同期の谷口らと結束してラインを組めるようなら優勝争いに加わってくる。
今村麟太郎も降級してから優勝がないが、安定感では徳永より上だし、まくりが決まりまくっていて、勝負所を逃さない一撃の破壊力は強烈だ。九州勢ペースで単調な流れにならなければ一発がありそう。食い下がる佐竹和也と上位独占も。
富武大、青木瑞樹の中国勢も出方次第では勝敗の行方を左右する。青木はチャレンジを負けなしで卒業し、1・2班戦初戦の8月富山を1着。準決はカマして番手が千切れたために最後に捕まってしまったが、一旦は後続を引き離したスピードは凄かった。
遠征勢は、自在脚がある藤田大輔の走りに期待が掛かる。デビュー直後の07年前期以来のA級だが、しっかり対応してここまでV1、準V1回。目標にできそうな機動型が見当たらないのはさすがに厳しいがうまく流れに乗れれば。