伊原克が軸も混戦模様
競走得点90点以上の選手が多く集まったことで混戦が見込まれるが、V候補の筆頭格は伊原克彦だ。前期まではS級に長らく在籍。降級の今期は優勝に手が届いていないものの、準V2回と好調をキープしている。ここは復調気配をみせる末廣快理や、中近連係で近況は安定感が増してきた印象のある小西晴己といった目標を得ればもちろんだが、決まり手すべてに数字を付けているように機動力発揮も十分だ。中井護、白上翔の滋賀コンビは伊原をしっかり援護し好勝負に持ち込む。
そろった中四国勢も強力だ。8月小倉MNで優勝して勢いに乗っている渋谷海と室井蓮太朗の2枚の自力型が軸になる。そこに吉岡篤志や、タテ脚兼備の滝本泰行、片山智晴の岡山コンビまで組み合わせによっては結束をみせてV奪取を狙う。
ムラ脚が目立つものの今期Vと準Vが1回ずつある鶴良生は軽視はできない存在だ。中近ライン、中四国勢と比べたら層の薄さは否めないが、混戦となればその一発には警戒が持てる。