パワー一番の菅原大
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菅原大也
今年1月に降級してから当所には初登場となる菅原大也が力の違いを見せ付ける。失格、落車で前期、今期とA級暮らしが続くが、無敵の快進撃が止まる気配は一切ない。完全優勝した9月伊東MNでは加藤将を一蹴、続く前橋の初日特選では目標にする予定だった長田龍の当日欠場にも動じることなくA級最強の伊藤裕を破っている。地元の寺沼将彦を連れる吉田昌司や復活なった疋田力也らの挑戦を受けるが、いつもの出し惜しみしない自力攻撃で返り討ちにする。菅原には南関同士の石橋慎太郎がマーク。栗本尚宗も南関別線ではなく、菅原の前回りを買って出たりライン参加なら南関勢の優位はさらに強固なものとなる。
寺沼もホーム戦でV奪取に専念。8月静岡では吉田と組んでV奪取。強烈カマシで出切った吉田をきっちり差し切った。吉田は降級して2回の準Vが最高の成績だが、さすがに決勝は外していないし、S級で通用していた機動力はダテではない。組み立て次第で関東コンビの上位独占も十分だろう。
疋田も元気一杯。病欠で2カ月戦列を離れたが、8月に復帰してからはヒットを連発していて、復帰初戦の静岡の準決では寺沼の強襲を押さえて1着、9月高知では中団からまくり追い込んでVを奪っている。西浦仙哉、上田裕和の三重コンビが続いてラインもしっかりしそうで一発があっていいだろう。