勢いに乗る深谷知から
バンク改修を終え、1年半ぶりに開催を再開する川崎競輪場の開幕戦。それに相応しい豪華メンバーがそろったが、共同通信社杯を制し、9年ぶりのG2制覇を果たした深谷知広が主役だ。愛知から静岡に移籍し3年目を迎えた今年は大宮記念、松戸記念で優勝。共同通信社杯でも決勝戦まで勝ち進み、同県で練習仲間の渡邉雄の頑張りに応える優勝。今年のG戦線のVはすべて番手戦だが、もちろん機動力は申し分ない。ここでは地元の内藤秀久や、深谷とは同県で力を付けてきた道場晃規との連係から優勝を手にしよう。
ダービーを制し、タイトルホルダーの仲間入りを果たした山口拳矢も言うまでも優勝候補の一角。名古屋記念でも優勝を手にした直後のオールスターでの落車で以後は苦戦が続くが、そろそろ立て直してくる頃。深谷との力勝負は見ものである。
立川記念でG3初制覇を決めた森田優弥も参戦。直近は最終バックを取る積極的な競走が目立っており、好メンバーを相手に果敢な逃走劇に期待したい。
地元開催の共同通信社杯は二次予選Bで勝利を挙げた坂本貴史には、佐々木雄一の北両者。取鳥雄吾、桑原大志の中国コンビや、共同通信社杯は準決勝までコマを進めた窓場千加頼も混戦を見極めて上位進出を目指してくるだろう。