総合力上位の菊池竣から
S級経験豊富な菊池竣太朗が今シリーズの主役だ。今期からA級陥落となったが、降級後は2V、準Vと決勝3着が1回ずつで、4場所すべてで確定板を外さぬ抜群の安定感を誇る。当所は降級初戦で勝ち星がなかっただけにそのリベンジに燃える。同県の田中孝彦や、地元の添田龍児に前後を任せてV奪取を狙いたい。
菊池とは同期の伊藤稔真も力差はさほどない。ムラ脚であり決勝進出を逃すことも多いが、9月までに3Vを決めており、決勝までコマを進めた4回すべてで連対。同県の上田裕和と好連係を決めてワンツーに持ち込むことも。中近で四宮哲郎が三重コンビ後位から勝機を探ってくるだろう。
木村貴宏、渡邉高志、宗景祐樹と追込型が多くそろった茨栃勢は、北日本の高木翔に前を任せる事もありそうだが、好位を狙って強気の攻めも十分に考えられる。その動向には要注目だ。