スピード際立つ犬伏湧
主役を張るのは犬伏湧也だ。今年は自慢のスピードに一段と磨きがかかった。3月大垣記念でG3初Vを達成すると、ダービー、オールスターでは決勝に乗っている。共同通信社杯では一次予選、二次予選Aを連勝した。主導権さえ握れば押し切る公算が大きい。孫弟子の犬伏マークはもちろん小倉竜二。47歳の大ベテランながら差し脚はしっかりしている。踏み出しを凌げば同門ワンツーは有力だ。
成田和也、渡邉一成、大槻寛徳とそろった北日本勢が第2勢力。スピードは一級品の渡邉がタイミングよく仕掛けられれば、波乱を呼ぶ可能性もありそう。
村上博幸は9月向日町記念❸着など、相変わらず堅実な走りを披露している。ここはスジの自力型が手薄なので、位置取りが浮沈のガキとなろう。