差し脚鋭い南修から
競走得点最上位は南修二。共同通信社杯では7年ぶりにビッグの決勝までコマを進めた。特に準決勝では9番手からまくった嘉永泰の後位に上手く切り替えて2着に入った。一次予選でも3番手から突き抜けるなど好調がうかがえる。G戦線の参戦が多いが、F1戦では6月四日市、7月前橋と立て続けにV。ここでもその差し脚を発揮し優勝を目指す。近畿勢からは稲毛健太、高久保雄介が登場。南の好サポートを受ければV奪取も十分だ。
南と同様に共同通信社杯ファイナリストの隅田洋介は、初のG2決勝の舞台で3着と健闘をみせた。今年前半の勢いはすっかりなくなり、F1戦でも苦戦が続いていた。この結果をきっかけに再びV候補の一角を担う。隅田とは同期の小川真太郎もサマーナイトフェスティバルでは勝ち上がれなかったものの3日間の確定板入り。松戸記念準決勝進出と1着こそ少ないが、G戦線でしっかりまとめている。この中四国コンビの一発は要警戒だ。
9月松阪着で4年ぶりの優勝を飾った坂口晃輔は、オールスターでG1初勝利をゲットし、G戦線で最終バックを取る積極的な競走をみせる志田龍星に前を任せる。この中部コンビも侮れないだろう。
さらに宿口陽一、吉澤純平の関東勢も軽視は禁物。