接戦も立花昌を指名
オールチャレンジの7レース制ミッドナイト開催。主力の123期勢はあと一歩で優勝に手が届かなかった選手ばかりで波乱の余地もありそうだが、10月西武園で絶好の勝機を生かして初Vをゲットした立花昌也が本命には最も相応しい。初優勝もさることながら本格デビュー以来、勝ち上がりはほぼ先行一本で通して全く連を外していないのは何よりも高評価。田中会心、櫻木雄太とライバル達も負けず劣らずの積極タイプだが、臆せず強地脚を生かして長い距離を踏んで勝負してVを決めたい。北の援軍は手薄で、安藤宜明が立花の番手に名乗り出る可能性が高そう。降班してから一度しか決勝を外していない安藤の差し脚は驚異的で、すんなりマークなら逆転は十分だろう。
田中も気合の走りで売り出している。選手を目指すまでは自転車とは縁が無く、在所順位も下位に低迷していたことを考えれば今の安定した成績は長足の進歩だ。スピードある自力攻撃は迫力満点で、仕掛けのタイミングが適切ならあっさりのケースもありそう。また、九州連係で櫻木と組むケースも考えておきたい。番手を回るようだとさらにVに近付くが果たして。大ベテランの川添輝彦も新人に食らい付いていく。
地元ホームの櫻木も譲れない一戦だ。養成所から先行勝負に意欲的に取り組んできただけに、デビュー後も積極的な競走では誰にも負けていない。地の利を生かし切ればライバルを沈黙させる走りも十分だろう。九州同士で組む場合でも同級生の田中の前回りを買って出て堂々と勝負していくだろう。