梅崎隆率いる九州勢が優勢
オールドルーキーながらメキメキと力を付けている梅崎隆介が九州勢の中心だ。今期は7月四日市MNでのゴール後落車があったものの、落車以降もまったく不安を感じさせない走りを披露。出走数は少ないが、2度の準V、決勝3着1回と近況の実績は申し分ない。1・2班戦でまだ優勝がないだけにここではV奪取を狙ってくるだろう。この梅崎を中心とする九州勢は、八谷誠賢、中園和剛、内山拓の福岡トリオが別線勝負なら、長らくS級の舞台で活躍をみせてきた合志正臣が梅崎と連係し、好勝負に持ち込みたい。
競走得点最上位は前期S級で100点近い競走得点の持ち主であった吉永好宏。5年ぶりの降級となった今期はここまで決勝を外さぬ抜群の安定感を披露。白星はそこまで多くはないが、まくりや単騎ガマシを繰り出しているほどタテ脚を残している。ここは中国連係で昼田達哉との連係が予想される。若手の昼田をしっかり援護し、中国勢でのワンツー決着を狙ってくる。
ともにタテ脚を兼ね備えている大洞翔平、松崎貴久の中部コンビは、目標不在となったとしても好位置を立ち回りながらV争いに絡んでくるだろう。9月前橋準決勝でA級トップクラスの機動型である伊藤裕を差し切っての白星で決勝進出を決めた菊谷信一の差し脚も侮れない。