スピード際立つ深谷知
今年の深谷知広は、自慢のスピードを遺憾なく発揮している。8月松戸記念、共同通信社杯を連覇するなど6Vを達成。獲得賞金ランキングは第8位(10月22日現在)に付けていて、グランプリ2023出場も視野に入る成績を修めている。寬仁親王牌では着。二次予選Bは2着と微差で上位進出を逃したが、最終日は快速まくりを決めて勝っている。今の脚勢なら主導権を握って押し切ろう。松谷秀幸が深谷に続く。寬仁親王牌の3日目に連係していて、逃げた深谷を差して勝ち星をゲットしている。ここも深谷の仕掛け次第では逆転望める。
スピードなら河端朋之も引けを取らない。10月熊本記念in久留米では予選を連勝して準決にコマを進めると、寬仁親王牌はG1初の決勝進出を果たしている。持病である腰痛の影響でベストは望みにくいようだが、最近の動きは申し分ない。寬仁親王牌の二次予選Bでは、深谷の逃げをまくりで仕留めている。
関東勢も宿口陽一、中田健太、長島大介とそろっている。中でも宿口は10月小田原G3で北井佑の逃げをまくってVと気を吐いた。