激戦も実績優る菅原大から
強力な若手が多くそろっているが、競走得点を95点と高い数字をキープしている菅原大也が優勝候補の筆頭格となる。今期5Vの実績を誇り、今期11場所で10度の優出。決勝戦での確定板入りも9回と力の違いを見せつける。優勝は1度のみながらも、準V4回としっかり着をまとめている小菅誠を始め、適性出身のゴールデンキャッパーで先行力が魅力の齋藤雄行、更には佐々木和紀までそろって、神奈川勢は前後が充実。強力な布陣でV争いに挑んでくるだろう。
8月前橋で1・2班初優勝を飾った安倍大成は、その後も9月函館での2V目を含め決勝進出を重ねている。自慢のトップスピードを生かしたカマシ、まくりのタテ攻撃で神奈川勢に迫る。ケレン味のない先行力を武器とする小池千啓と連係するようならば、前後がどちらでも強力だ。
先行中心にメキメキと力を付けた福元啓太は、タテ脚兼備の藤田真を後位に付けるとなれば、いつも以上の積極策も考えられる。
本格デビューから9連勝でチャレンジを卒業し、すでに1・2班でも優勝のある棚瀬義大は地脚が持ち味。先行、まくりどちらでもスピードに乗ってしまえば一発がある。
先行に強いこだわりを持ち、白星を量産している邊見光輝も侮れないだろう。