南関勢で地元金田涼に期待
シリーズの中心となるのは南関勢だ。今期に入って徐々に頭角を現している金田涼馬は、優勝こそないものの、準Vが今期3回あり、決勝進出も増えている。ホームバンクの当所で持ち味の積極策を披露となればVチャンスも出てくるとみる。同じく徹底先行を貫き、その機動力がウリの栗田万生も居る。この2枚の機動型を田中孝彦が上手くリードできるかがカギとなってくるだろう。田中も今期準V5回と安定した成績を残しながらも優勝には手が届いていない。しかしながら両機動型の番手から抜け出しVは十分だ。
北日本勢は佐々木吉徳、邊見光輝が中心。どちらも優勝を争うだけの機動力の持ち主であるが、先行力ある邊見が前で大駆けに出れば、佐々木に展開が向くことも考えたい。関東で目標不在の寺沼将彦は、北日本勢と連係となれば、かなり強力となる。
中四国勢の主軸は米嶋恵介。コンスタントに決勝まで勝ち進んでいるが、まだ優勝がないだけに来期の初S級を前に優勝を勝ち取って弾みを付けたい。戸田康平、宇根秀俊の四国勢と結束なら侮れない勢力だ。佐藤健太も復調なれば伏兵視される。